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−研修会・シンポジウムのごあんない−

第33回地質汚染調査浄化技術研修会 (2024年度実施)

座学はオンラインzoomによる研修
実学は現地での研修です。
本研修では、土壌・地下水汚染現場の調査から浄化に至るまでのプロセスを学べます

地質汚染(※)を調査し、確実に除去・浄化につなげるためには、地層の透水性の違いと汚染状況などの特徴を観て、 この情報に基づき構築された適正な観測井戸で地下水流動を把握し、汚染機構を解明する必要があります。
オールコアボーリングの試料を層相ごとに調べる観察力や、地下水流動と汚染分布の観測技術の取得等により、汚染の拡散防止の策を講じつつ、 汚染機構をより正確に解明することができます。
このような調査方法を「単元調査法」といい、本研修で習得できます。

※「地質汚染」という用語について:
「土壌汚染」は表層部分の汚染を指す用語であるのに対し、当NPOでは、より深部にわたっての地層・地下空気・地下水の汚染にも着目し、 これら全体の汚染を含め土壌汚染対策法の制定前から「地質汚染」と呼んでいます。



座学オンライン研修は どなたでも 無料で 受講可能です
・ジオスクーリングネットのCPD を取得できます
※要事前申し込み (申し込み方法は最下段に記載)
  ※内容につきましては、一部変更になることがありますので、予めご了承ください

  

内容

日時

第1回 健全な水循環と地下水
講師 嶋 洋 <第一工科大学教授、水循環基本法フォローアップ委員会委員>
・健全な水循環に係る法的な話と地下水マネージメントについて
・地下水汚染の事例紹介
・地質汚染の概念について

第2回 土壌汚染状況調査の流れと調査や対策の制約・難しさについて
講師 成澤 昇 <株式会社環境地質研究所 、地質汚染診断士>
   布施太郎 <地質汚染診断士>

・土壌汚染状況調査について
・土壌分析と地下水分析について
・自然由来の汚染について
・調査や対策の制約・難しさについて

第3回 地質汚染調査入門その1
講師 風岡 修 <東邦大学理学部非常勤講師、理学博士 、地質汚染診断士>
・地質環境問題の歴史と地質汚染
・地質汚染流動モデル実験と地下水にまつわる用語
・コアを観る前に実際の地層を見てみよう
(自然から学ぶ地下水も含めた地下の様子)
・単元調査法

第4回 地質汚染調査入門その2
講師 風岡 修 <東邦大学理学部非常勤講師、理学博士 、地質汚染診断士>
・地質汚染調査手順の概要
・地質汚染機構解明と浄化対策のためのボーリングコアの観察のポイント
・透水層の対比方法


2024年
5月17日(金)
(10:00〜17:30)

第5回 地質汚染調査・土壌汚染状況調査概論
講師 駒井 武 <東北大学客員教授(名誉教授)>
・最近の研究開発の動向
・環境汚染と地質調査の役割
・油分による土壌汚染と土壌汚染対策法の改正
・土壌汚染のリスク評価

第6回 地質汚染調査におけるボーリング調査その1
講師 風岡 修 <東邦大学理学部非常勤講師、理学博士 、地質汚染診断士>
   成澤 昇 <株式会社環境地質研究所 、地質汚染診断士>
   檜山知代<地質汚染診断士>

・地質汚染機構解明調査の流れ
・表層汚染調査及び地下空気汚染調査(土壌ガス調査)
・ボーリング地点の選定

第7回 地質汚染調査におけるボーリング調査その2
講師 風岡 修 <東邦大学理学部非常勤講師、理学博士 、地質汚染診断士>
   成澤 昇 <株式会社環境地質研究所 、地質汚染診断士>
   檜山知代<地質汚染診断士>

・機材の選定と現場管理
・試料の採取及び試料の記載
・現場分析
・汚染の拡散防止

第8回 地下水汚染調査
講師 成澤 昇 <株式会社環境地質研究所 、地質汚染診断士>
・地下水流動と有害物質の到達について
・観測井戸の設置地点・深度
・観測井戸の設計・ストレーナーの設置個所・電気検層
・井戸の洗浄


2024年
5月24日(金)
(10:00〜17:30)

【座学オンライン受講の申し込み方法】
事務局あてeメール(office@npo-geopol.or.jp)に下記項目を示し申し込んでください
1: 氏名
2: 勤務先名
3: 勤務先住所
4: 連絡先電話番号(当日連絡の取れる携帯電話の番号)
5: eメールアドレス
6: CPD発行証明書を希望の方はその旨を記載
7: 申し込む回について
 基本全8回で申し込んでください。都合により部分受講を希望の際は、希望する回をお伝えください。
(記入例:全8回、 第4回のみ・・・)
※項目8以降は、今回が初めての申し込みの方のみご回答ください
8: いただいたメールアドレス宛に、今後も研修等の情報を配信していいかどうか(はいorいいえ)
9: 今回どちらの情報から当研修会・セミナーを知りましたか?
・当NPOからのDM(ハガキ)
・ジオネット
・日本地質学会行事カレンダー
・当NPO法人会員からの紹介
・その他(その他の場合は具体的に明記)

申し込まれた方にzoomのアドレスをお知らせいたします
申し込み期限 2024年5月14日
問合せ先:NPO法人日本地質汚染審査機構
   Tel:043-213-8507
   Fax:043-213-8508
   E-mail:office@npo-geopol.or.jp



現地研修@ボーリングコア記載実習
2024年6月1日(土) (10:00〜17:00)
千葉市文化センター/5階セミナー室
当NPO会員・賛助会員:9,000円 非会員:12,000円

現地研修A地下水モニタリングの基礎実習
2024年10月予定
(日程、会場等決まりしだいお知らせします)
当NPO会員・賛助会員:9,000円 非会員:12,000円
※悪天候などによる中止や延期等の変更が生じる場合がありますので、予めご了承ください


  

現地研修@ボーリングコア研修

ボーリングコアの記載を学ぶ
[ボーリングコア・地質の記載][柱状図の作成]
・粒度による地層の区分(粘土、シルト、細粒砂、中粒砂、粗粒砂、礫)を学びます
・コア観察、記載法について実物のボーリングコアを観察して学びます
  人工地層と自然地層の区分/ 粒度による地層区分/ ラミナ、火山灰、生痕(生物擾乱構造)/ 色調等の記載
・記載したボーリングコアの地質の特徴を考察し、グループ別で発表をします
・コア写真の基本的な撮影テクニックを指導します
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【日時】2024年6月1日(土)10:00〜17:00(9:30〜受付)
【会場】千葉市文化センター 5階セミナー室
 (所在地:千葉県千葉市中央区中央2-5-1 JR総武線「千葉駅」、京成千葉線「千葉中央駅」より徒歩10分)
 参照:千葉市文化センターアクセスのページへ
【参加費】当NPO会員・賛助会員:9,000円 非会員:12,000円
【募集定員】30名 定員になり次第募集を締め切ります

【当日の持ち物・服装】
・筆記用具
・A4サイズのクリップボード(←決裁板、用箋挟、ペーパーホルダーとも呼ばれています)
・定規 (15〜30cmほど)
・実際のコア観察をするため、汚れてもよい服装
・昼食は各自でご用意下さい。

【申し込み方法】
事務局あてeメール(office@npo-geopol.or.jp)に下記項目を示し申し込んでください
1: 氏名
2: 勤務先名
3: 勤務先住所
4: 連絡先電話番号(当日連絡の取れる携帯電話の番号)
5: eメールアドレス
6: CPD発行証明書を希望の方はその旨を記載
※項目7以降は、今回が初めての申し込みの方のみご回答ください
7: いただいたメールアドレス宛に、今後も研修等の情報を配信していいかどうか(はいorいいえ)
8: 今回どちらの情報から当研修会・セミナーを知りましたか?
・当NPOからのDM(ハガキ)
・ジオネット
・日本地質学会行事カレンダー
・当NPO法人会員からの紹介
・その他(その他の場合は具体的に明記)

【参加費のご入金について】
上記のとおり参加申し込みをされた方へ、参加費について請求書を発行いたします。
請求書が届きしだい、請求書記載の口座へ振込をお願い致します。
※会員価格の方がお得ですので、会員の登録についてぜひご検討、ご相談ください。




現地研修A地下水モニタリングの基礎実習

地下水モニタリングを現場で学ぶ 
[水位測定][採水][簡易検層]
・実際の汚染現場に設置された観測井を使って〔水位測定〕や〔採水〕を行い、地下水モニタリングの方法を学びます
・観測井の水位測定から得られたデータで地下水位等高線図を作成し、地下水流動方向を求めます
・観測井を設置するための〔井戸構造の設計技術〕(グラベル・パッキングや遮水材の充填深度など)も学べます
・孔内(井戸)カメラや釣り用カメラ、簡易電気検層の器具などを用いて、観測井の内部構造を把握します


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【日時】2024年10月頃を予定しています。
会場を含め、詳細が決まり次第ご案内いたします。





【地質汚染診断士の資格をぜひ取得してください】
・「基礎現地研修(コア観察)」(6月実施)
・「基礎現地研修(地下水モニタリングの基礎)」(秋頃実施予定 )
・ 座学オンライン研修(全8回)
上記全てを受講されると 地質汚染診断士の資格試験を受験できます。
ぜひ挑戦してみてください。



これまでの実施(直近2年)
「第31回地質汚染調査浄化技術研修会」(2021年度〜2022年度にかけて実施)

「第32回地質汚染調査浄化技術研修会」(2023年度実施)



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