NPO法人日本地質汚染審査機構

第32回地質汚染調査浄化技術研修会について(2023年度実施済)

地質汚染をできるだけ確実に除去・浄化するためには、地層の透水性の違いや地下水流動などの特徴を観て、どのように汚染しているのかを解明する必要があります。
ボーリングコアや掘削試料を層相ごとに調べることにより、汚染機構をより正確に解明でき、 更に地下水流動を考慮することで汚染の拡散や再発防止の策を講じることができます。
このような調査方法を「単元調査法」といい、本研修で習得できます。
座学部門はオンラインによる研修、実習部門は現地研修で実施していきます。


第32回 地質汚染調査浄化技術研修会 座学オンライン全メニュー

第 1 回 <5月26日(金)19:30~21:30>→終了しました
健全な水循環と地下水
健全な水循環に係る法的な話と地下水マネージメント 他
講師:髙嶋 洋(当法人理事長、第一工科大学自然環境工学科教授)

第 2 回 <6月9日(金)19:30~21:30>→終了しました
地質汚染調査・土壌汚染状況調査概論
環境汚染と地質調査の役割、土壌汚染のリスク評価 他
講師:駒井 武(東北大学客員教授(名誉教授))

第 3 回 <7月21日(金)19:30~21:30>→終了しました
土壌汚染状況調査の流れと調査や対策の制約・難しさについて
土壌汚染状況調査、地下水流動の把握 他
講師:成澤 昇(株式会社環境地質研究所、地質汚染診断士)

第 4 回  <8月 4日(金)19:30~21:30>→終了しました
地質汚染調査入門その1
地質環境問題の歴史と地質汚染 他
講師:風岡 修(地質汚染診断士、理学博士)

第 5 回  <8月18日(金)19:30~21:30>→終了しました
地質汚染調査入門その2
透水層の対比方法、地質汚染調査手順の概要 他
講師:風岡 修(地質汚染診断士、理学博士)


第 6 回 <9月22日(金)19:30~21:30>→終了しました
地質汚染調査におけるボーリング調査その1
土壌ガス調査、ボーリング地点の選定 他
講師:風岡 修(地質汚染診断士、理学博士)
    檜山知代(関東天然瓦斯開発株式会社、地質汚染診断士)
    成澤 昇(株式会社環境地質研究所、地質汚染診断士)


第 7 回  <10月27日(金)19:30~21:30>→終了しました
地質汚染調査におけるボーリング調査その2
機材の選定と現場管理、試料の採取及び試料の記載 他
講師:風岡 修(地質汚染診断士、理学博士)
   檜山知代(関東天然瓦斯開発株式会社、地質汚染診断士)
   成澤 昇(株式会社環境地質研究所、地質汚染診断士)


第 8 回 地下水汚染調査 <12月8日(金)19:30~21:30>→終了しました
観測井戸の設置地点・深度、電気検層 他
講師:成澤 昇(株式会社環境地質研究所、地質汚染診断士)


第32回 地質汚染調査浄化技術研修会(現地研修)

■現地研修の第1弾として「コア観察の研修」を2023年5月と6月に千葉市内で実施しました。
<5月の実習>
【日時】2023年5月13日(土)10:00~16:00(9:30~受付)
【会場】千葉市市民会館 第5会議室
(所在地:〒260-0017 千葉市中央区要町1-1  JR千葉駅東口より徒歩7分)
【研修内容】
ボーリングコア、地質の記載、柱状図の作成、コア写真撮影の実習(1日研修)
1-1. 粒度による地質の区分(粘土、シルト、細粒砂、中粒砂、粗粒砂、礫)
1-2. コア観察、記載法について
   人工地層と自然地層の区分
   粒度による地質区分
   ラミナ、火山灰、レーベン(生物擾乱構造)
   色調等の記載
1-3. コア観察、記載の実習
1-4. 記載まとめ及び発表


<6月の実習>
【日時】2023年6月17日(土)10:00~16:00(9:30~受付)
【会場】千葉市文化センター9階 会議室5
 (所在地:千葉県千葉市中央区中央2-5-1 JR総武線「千葉駅」、京成千葉線「千葉中央駅」より徒歩10分)
【研修内容】 5月の研修と同じ

■現地研修の第2弾として「地下水モニタリングの基礎」を12月に千葉県香取市内にて実施しました。
【日時】2023年12月16日(土)10:00~16:00(集合: 京成成田駅 9:00)
※集合場所がJR成田駅と案内しましたが、京成成田駅に変更となりました
【場所】関東ベースン実習センター(千葉県香取市本矢作1277-1)
    ※研修場所には成田駅より送迎
【集合】 京成成田駅9:00
【解散】 京成成田駅17:15
【定員】若干名
    ※定員に達し次第、締め切ります。
    ※実習内容に今年5月、6月に実施した第32回地質汚染調査浄化技術研修会(基礎現地研修:コア観察)が含まれているため、「基礎現地研修:コア観察」を受講済みの方を優先します。
【参加費】NPO会員(賛助会員含む)10,000円 /非会員15,000円
     ※1社で5名以上の申込で割引あり(NPO事務局まで問合せください)

【研修内容】
 午前 
  1.井戸構造の設計(野外)(観測井や揚水井の井戸構造の設計、ストレーナー位置の決定方法など)
  2.井戸の洗浄,仕上げ方(座学)
  3.測量(管頭レベル測量ならびに新しい測量の方法について)(座学)
  4.地下水流動方向の求め方(座学)
 午後
  5.観測井の地下水位の測定(野外)
  6.測定結果の整理、地下水の流動方向の考察(座学)
  7.深度別採水と簡易ストレーナー検層(座学・野外)
  8.揚水試験について(座学)
 講師:NPO法人日本地質汚染審査機構認定の地質汚染診断士

【当日の持ち物・服装】
・筆記用具・定規
・動きやすい服装、スニーカーなど歩きやすい靴(ヘルメット、長靴は不要)
・雨天時はレインコートをご用意下さい。
・昼食は各自でご用意下さい。